12月5日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
金融庁は4日、消費者金融などから5件以上の借り入れがある多重債務者が、今年2月末から
約40万人減少し、10月末で約139万人になったと発表した。
昨年末成立した改正貸金業法で規制が大幅に強化され、新たな多重債務者の発生に一定の
歯止めがかかったことが裏付けられた格好だ。
昨年5月段階では、消費者金融の利用者は少なくとも1400万人、5件以上の多重債務者は
230万人とされてきたが、残高なしの人などを精査した結果、今年10月末の利用者は1100万
~1200万人で残高は約12兆8000億円。ただ、クレジットカードによる借金などは含まれて
いないため、潜在的な多重債務者はなお多いとみられる。
一方、政府の多重債務者対策本部は10日から1週間、日本弁護士連合会、日本司法書士
会連合会と連携し「全国一斉多重債務者相談ウイーク」を開催。延べ約450カ所で無料相談会
を開く。
渡辺喜美金融担当相は「多重債務者の減少は法改正の成果。1人で悩まず、ぜひ相談して
ほしい」と呼びかけた。相談会の会場、日時などは金融庁のホームページ
(http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/week.html)に掲載している。